『今、出来ること』。。。

ねぇーねぇ

2011年03月16日 15:15

今回の東日本広域で震災の被害に遭われた皆様に、
心からお見舞い申し上げます。

また、御亡くなりになられた方も多数出ておられ、本当に胸の詰まる思いでいっぱいです。
あらためてご冥福をお祈り申し上げます。

世界各地、たくさんの方々からの救援も始まり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
一日でも早く、一人でも多くの方が救われますように。。。


そして私達も何か出来ることはないか・・・日々考えておりますが、
まずはカラーの先生方や仲間の発案に賛同し、『今、出来ること』として転載させて頂きます。




実は震災直後から、カラーの専門家として「今できること」を考えていました。
しかし、なにぶん無力である上に、しかも被災地とは遠い所を居所としています。


そんな中で、あえて不要な電力や労力、費用を必要とせず、
色で気持ちを前に向ける事を考えました。 我々の国の慣習に限らず、
今回のような大惨事に際しては(犠牲者も多数出ています)喪に服する意味で、
黒や華美でない色の着衣を選ぶのが常識です。


しかし、この黒や暗く沈んだ色は、実際に不安の中、
悲しみの中にある方々にとっては逆に負担になったりするケースが報告されています。
特に黒は、今、ライフラインも復旧しない暗い夜を過ごす方々には、
また言い表せない恐怖を体験された方々には「欲しくない色」であるかもしれません。

以上の理由から、また色彩心理の見地からも、ぜひ我々がまず明るい色を身につけ、
沈みがちな気持ちをあえて変えて行く努力が必要であると考えます。

もちろん、色を捉える感覚は画一的ではありません。
しかし、特に太陽光に近い黄色は、人々の大きな意識転換にも有効と言うデータも上がって来ています。
思ってみてください、夜の闇の中で見つけた人家の灯火は何より心をなぐさめ、勇気をくれます。
ぜひ、明るい色が、日本に住む我々の心を少しでも明るく前に向けてくれる事に貢献できれば幸いです。